2011/10/27

季節がかわるころ


「昔から、『お金』のこと考えると頭が痛くなるんですよ。
 自分が貰う給料のことでも、税金のことでも、支出のことでも、全部だめです。
 比喩ではなくて本当に頭痛がして気持ち悪くなっちゃうんで、基本的に普段、
 お金のことは考えられないんですよね。」


数年前の春、友人のイトスギさんにこんな話をしました。
なんだか季節の変わり目には色んなことを思い出しますねえ。


「お金」がダメなのは、マエダの実際の話です。


ホントにダメなんですよ。
ものを買う時の簡単な金勘定くらいはいいんですが、
たとえば「仕事」のことは寝食忘れてでも夢中になれるくせに、
その「仕事」を「金を稼ぐこと」だと思うと、
急に身体がダルくなっちゃって働けなくなっちゃうんですよ。


「お金」を自分の働くためのエネルギー源にできないんですね。
たぶん、そういう人って意外とたくさんいるんじゃないかなあ。
この資本主義社会で甘ったれてると言われればそれまでですが、
資本主義社会っつったて今の経済システムも私の関係ないとこで誰かが勝手に作ったもんだし、
わたし全然興味もなければ理解もできないんだもん。


「お金に興味無い」っていう、もうこれは仕方ないんです。
だって実際に頭痛くなっちゃうんだし。
それはそれでなんとか生きて行けるもんなんですよ。
まあ、困ることといえば、仕事において長期計画が立てられないってことですかねえ。




「たまにさ、『金儲け』自体がすごく好きで、楽しくて楽しくて仕方ないって人がいますよね。」


「いますね〜。あれはもう趣味みたいなもんなんでしょうね。」


「そう、生きる目的になり得る趣味ですよね。
 ああいう人って、本当に楽しそうでいいなあって思うんですよ。
 好きなことが仕事になっちゃってるわけじゃないですか。
 絵を描くのがすごく好きな子が、絵描きになっちゃうのと一緒ですよ。」


「そうですね〜〜・・・あっ。
 マエダさん、ちょっと今突然ですが、マエダさんの前世が見えちゃったんですけど。」


「は?? 前世??」




・・・このイトスギさんですが、


そういう物事に免疫の無い方々の誤解を恐れずにいうならば、
「人に見えないものが見える人」なんですね。
私の肉眼では捕らえられない、それこそ色んなものが見えちゃうひとなんですが、
だから普段こうやっておしゃべりをしていても、不意に「前世」とか見えちゃうらしいんですよ。
彼女は普段もそういう「スピリチュアルカウンセラー」的な仕事をしているのですが、
普段のお仕事のなかで「前世」を見ることを目的にしているわけではないので、
あくまでこの時は、たまたま、私の前世が見えちゃったんでしょうね。




「う〜〜ん。これ・・・。マエダさんに言っていいのかなあ・・・。」


めずらしく、発言を躊躇するイトスギさん。


「渋られると、怖いんですけど、イトスギさん。」


「あのですね」


「はい。」


「マエダさん、前世で花魁だったことがあって。」




・・・




ああ〜〜〜〜〜。




はい、正直、それはちょっと自分でわかってました。
花魁かどうかは別として、もし前世という物があるならば、
そういう日本で娼婦的なことをやってたんだろうな、と。
そういうのって、なんだか漠然と感じたりするんですよね。




「なんかですね、マエダさん、その頃から『お金』が好きじゃなかったみたいで。」




へえ。




「なんかね、『綺麗じゃないから』って言ってます。」


どうやら、イトスギさんの脳内スクリーンにでは、前世の花魁のマエダが映って、
そしてしゃべっているらしい。


「なんか小判?みたいなちょっと綺麗な色のお金は好きらしいんですけど、
 それ以外のお金は好きじゃないから、すぐに綺麗なかんざしとか着物とかに変えちゃって、
 現金の支払いの時とかにちょっと困っちゃう、みたいな。」




「ああ〜〜〜。なんか・・・わかるなあ。。」




結局、前世の私は今の私と根本的には似ているもんなんですね。
お金で買える物には価値があるけど、お金自体には価値はないと、私は思うんですよ。
そう考えると、「お金」ってやつは何ともけったいな代物ですよねえ。




「きっと、そんなんじゃ前世の私は、結構・・生活も大変だっただろうなあ。」


「うーん、でも、なんか打ち掛けみたいなの着てるし、
 どっかの旦那さんにちゃんと身請けされたみたいですよ。」


「そうか〜。そりゃよかった・・・」




正直、人ごとながら(人ごとじゃないけど)なんかホッとしたんですよ。
自分と同じ価値観を持って生きた人が、とりあえず不幸になっていないと知って。


イトスギさんいわく、


人は人にしか生まれ変わらなくて、
凄く簡単にいうと、私という魂が生まれ変わりを繰り返して行くらしいんですね。
生まれ変わるたびに、「私、今回はこれをやります!」っていう目的を誰しもが宣言して、
自分で肉体を選んで、目的をもって産まれてくるんだそうです。


そして、前世でこれをやったから、今世はこれ、で、今世でやりきれなかった課題は来世へ、
みたいなかんじで、自分が納得するまで、色んな人生に挑んで行くんだと。




その日は、桜も散り際の薄ら寒い春の日。


国立のカフェの窓、イトスギさんの肩越しに真っ白な桜が見えました。




「イトスギさん 私ね、これから友達と夜、花見にいくんですよ。」


「それはいいですねえ。」


「うーん、ちょっと夜は寒そうだけど・・・。」


「あっ。なんかね、前世のマエダさんが。」


 えっ まだ なにか?!


「『桜は、バッと咲いて、バッっと散るのがいいんだ』って。
 あとですね、『桜の下で飲み食いするもんじゃない』って。」


・・・なるほど。


「なんか、それが前世のマエダさんの美学、みたいな感じなんでしょうねえ。」


・・・なんだか、前世の私とやらは、さぞかし強いというか、
良くも悪くも潔い女だったんでしょうねえ。


正直 今は、そこまで潔くはなれないけどね。




なんだか、「お金」の話から、全く違う方向に話が進んでしまいました。




「ああ、そうですねえ、でもねマエダさん、
 なんかね、仕事とか、恋愛とか、お金とか、身体とか、食べることとか、
 どれかひとつじゃなくて全部、全部ひっくるめて、「生きる」ってことなんですよね。」


既に 外は陽も落ちて、白い桜は いっそう 鮮やか。


こんなふうに、きっと、ただ一瞬の、真っ白な桜の色が、
わたしの魂に、刻み込まれていくのかもね。












































 
 















2011/10/25

舌の上


「前代未聞の惨劇!! 喫茶店のウィンナーコーヒーの中にゴキブリが!
 知らずに食べちゃった・・・。」




Face Bookで友人がつぶやいてました。


うわあ・・・


ハハハッ。


「大丈夫!! 私も食べたことあるよ!!ゴキブリ」


って、コメントを入れておきました。


食べたことあるんですよ。


てゆーか、口に入ってきちゃったことがあるんです、ゴキブリが。


懐かしいな〜。


7年ほど前、自宅で深夜、歯磨きしようと洗面台で歯ブラシくわえたら、


なーんか口の中でもぞもぞする・・・。


もぞもぞする・・。


ぺっ って 吐き出してみたら、


黒光りする例のアイツでした。


意外と、「キャー!!」とか言わなかったんですよ。
まあ、これから口に入れようって言う時にゴキを発見したら、
それはそれでかなり慌ててたと思うのですが、
口に入れちゃった後だからねえ・・・。


人間、本当にショックな時って、感情にブロックがかかるんですね。
私、同じような恐怖感を雨天時の深夜の高速道路を運転している時に感じたことがあるんですが、
ホントに恐怖を感じた時って、
自分が「キャー!!」とか叫んだ瞬間に、その恐怖の感情に一気に支配される気がするんですよ。
だから、とりあえず、叫ばないですむなら叫ばない方がいいんです。
叫んだ瞬間に、恐怖にのまれますから。
恐怖にのまれると、その恐怖感の発端になった物事に自分がヤられる前に、
自分自身で自滅しちゃうんですよ。
恐怖とは、徹底的に戦わなきゃいけないのです。


ゴキブリをぺっ、て口から吐き出して、


ゴキの乗っていた歯ブラシを軽く水でゆすいで、


またその歯ブラシで歯を磨き始めました。


淡々とね。
なおかつ、恐怖に打ち勝つための緊張感を持って真剣にね。


で、淡々と口をぶくぶくゆすいで、


夜の歯磨き、終了。


歯磨きは無事終了したわけです。


ゴキブリを己の舌で味わった瞬間の恐怖感は瞬間的にブロックしてしまったので、
意外と後から思い出しても気持ち悪くも怖くもないんですよね〜〜。


ゴキブリ食べるくらい、大丈夫ですよ。
別に美味しくないですけどね。


ちなみに、
最近、数年ぶりにゴキブリと対面した時に思ったのですが、
あいつらって、意外と話せばわかるんですよ。


「同居は認めるから、姿は見せるな」って説得したら、ホントにそれ以来姿を見ません。


狭い部屋なんですが、どこひっくり返しても出てきません。




引っ越しちゃったのかな?




生きてるか?

















2011/10/22

バリ島に行ってきます。


突然ですが、10月28日から11月4日まで、バリ島にいってきます!


わーい!


うれしいな〜〜!


バリって、凄ーく観光地のイメージがあってなんとなく敬遠していたのですが、
でもそれでも「死ぬまでに一度行ってみたいところ」の一つなんですよ。


宗教色の濃い国になんか惹かれます。


最近、「死ぬまでに一度行ってみたいところ」に足を伸ばす機会が多かったのですが、


「タイ」「トルコ」「ギリシャ」「屋久島」「バリ島」ときたら


なんか次は


「インド」か「チベット」「モロッコ」「西表島」・・・。


その後くらいに「イスラエル」かな。


生きたいとこはちょっとづつでも行っとかないと、
死ぬまでに間に合わないしねえ。


それにしても、インド以降はさすがにちょっとくらい英語でもなんでも語学力が欲しい。


いつもひとりで、トラブルにも合わずに、むしろ色んな人に助けられて、
よくこんな私が旅行できてたと思うよ。


マエダの旅行は、ホントに助けてくれる人があっての旅なので、
この「旅運」に全てがかかってるんだよなあ。




かみさま、ありがとう、これからも、よろしくね。











2011/10/18

ヤギと鎖骨


「ナツコ、久しぶりだね。何年ぶりよ?」


新宿アルタ裏の飲み屋、4年ぶりにあった友人アイダちゃん。
マッサージを初めて一番最初の、銀座の店に勤めていた頃の仲間です。


「4年ぶりくらいだよ、あれ?最後に会ったのっていつだっけね?」


「え? ナツコ、忘れてんの。最後に会ったのは池袋の沖縄料理屋でしょ。」


え?


そうでしたっけ?


なんだかたった数年前のことなのに、意外と思い出せないもんです。
意外と私、記憶力はある方だと思うんですよ。
人と話したこととか、一言一句、結構しつこく覚えていたりするんで。


「え〜? 沖縄料理屋なんか行ったっけ? アイダちゃんと二人で? 
 全然覚えてないよ。行ってないって! 私じゃなくて別の女と行ったんじゃないの〜?」


かるーく反論したつもりが、いきなり鋭く切り返されました。


「は? ナツコあんた、なーに言ってんの!
 池袋の芸術劇場の裏の沖縄料理屋に行ったでしょ。
 ナツコが「ヒージャー」っていうヤギの刺身が美味しいって言うから一緒に食べたでしょ。
 私はヤギとか臭そうでヤダって言ったら、「ヒージャは臭くないから大丈夫」ってあんたが言って。」
 


???




全く・・・覚えてない。
ていうか、私 今までにヤギって食べたことあったっけ?
それにヤギがヒージャーっていうって初めて知りましたけど?
人に勧めるほど美味しかったのに、なんで私、ヤギが美味しいって経験すら記憶にないの? 
てゆうか、それ、絶対 私の経験じゃないって!!


「うそだ!!それ 絶対 私じゃないって!ヤギなんか食べたこと無いもん!」


確信をもって、マエダ、友人アイダに反論しました。


「いや、食べたってば。確かに実際食べてみたら臭みもなくてまあまあ美味しくてさ。」


・・・


・・・


・・え〜〜〜


本当に、記憶に無い。
滅多にそんなこと、無いはずなんだけどなあ。


ただ、この今年26歳のアイダちゃん、ものすごく冷静に、色んなことを覚えている人間なんですよ。
単純に記憶力が良いというよりも、なんてゆうか感情とか状況に左右されない冷静な認識力をもって生きているというか・・


なので、このアイダちゃんを前にすると、このマエダも、ちょっと弱気。


「そうだったかなあ。でもアイダちゃんがそういうなら、そうなのかなあ。」


「そうだよ、ナツコはさ、ホントーに自分がやったこととか言ったこととか、どんどん忘れてくからね。
 この際だから言わせてもらえば、その沖縄料理屋の前にもう一つ 別に約束してて、
 それをナツコは30分前にいきなりドタキャンしたからね〜〜覚えてないでしょ!」


・・・! 覚えてない!!


「30分前にいきなりメールよこして、「この間フッた元彼がやっぱり惜しくなったから、今から取り戻しに行ってくる!」って。「やっぱりあの彼の鎖骨が好きで好きでたまらない、噛み付きたいくらいだ、他の女に噛み付かせてたまるか!」って、私との約束断って、あんた、男を取り戻しにいったでしょ。」


・・・


ああ


たしかに・・


そんなことがあったような無かったような・・


ってゆーか、鎖骨が好きって・・・それなに?


私、その男の鎖骨とか、全然 記憶に無いんですけど!


ああ なんだか 自分の記憶というものがだんだん信用できなくなってきました。




「・・・いまさらだけど、その時は約束破ってごめんよ、アイダちゃん・・・。」


「おう。なんかさー私、結構ナツコが話したこととか、細かく覚えてるんだよねえ。」


「ええ!? なんか他にも・・・」


「ナツコの新しい職場に、マッチョな幽霊が居る、とか。」


「はあ? なにそれ。」


「色覚異常のお客さんがいる、とかもね。
 やっぱり色覚異常ってX染色体性劣性遺伝だから、男の人が多いんだね、とかさ。
 私、それ知らなかったから、へえーって思ったよ。」


「へえ?色覚異常って、男の人が多いの? 私 いま初めて知ったよ。」


「知ったよ、って、あんたが昔そう言ってたんだよ。
 ホントになにも覚えてないの!?」


はい。 すみません・・・。


いやー。


ひさしぶりにびっくりしました。
一体 人間の記憶力ってヤツはどうなっているんでしょう。
私、日常生活において断捨離って超得意なんですが、これって記憶の断捨離?


使わない記憶はサクサク捨てて来ちゃってるんですかね?
ってゆーか単純に自分に都合のいい記憶だけ抱えて生きて来ちゃってるんですかね、私?


あはは! 怖っ。


多分、その場その場では本気で生きてるんですけどね、
若干、思考も刹那的なところがあるんですよね、
まあ なんとなく自分でも分かってはいるんですけども。




「なんかナツコはさ、常に今を生きてるからねえ・・・。」




ああ、良くいえばそうともいうかもね・・・。
安定しているものっていうのは、常に変化し続けているものなんですよ、
変化っていうのはその一瞬の連続だからね、
なーんて ごめんなさい。
単純に深く考えずに喋っちゃうこととかが多いんですね。
捨ててるわけじゃないんだけど、さらさら流れていっちゃうんですよね。




ああ〜




ごめん、アイダちゃん。
コレからも見捨てないでね?








































 



2011/10/08

罪無き遊び


「タカちゃん、このグミ、私の中の『ベスト・オブ・グミ』なんだよ。食べてみて。」


よく行く、新宿三丁目のバーのスタッフ、タカちゃんに今日はおやつを差し入れてみた。


「ああ〜〜!これだね、ナツコちゃんが言ってたスゴイ食感のグミってヤツは!楽しみにしてたんだよ!」


実は以前このタカちゃんと「食感」の話をしていた時に、
「食感」を語るなら、このグミを食してもらわないことには始まらない、とうことで、
絶対に今度食べさせてやろう、と心に決めていたんですよ。


このグミ、何がすごいって、「食感」が逸品なんです。


もともと「グミ」自体が食感を楽しむお菓子であるとは思うのですが、
これはもうなんかすごいの。
ただグニグニしてるんじゃなくて、その微妙な弾力というか二層構造になっている外側のやや硬い部分を歯で噛み破ったあとの中の拍子抜けするようなやわらかさとか、
下世話な話で恐縮なんですが、なんかすごいエロティックというか猥褻なんですよ。


なんてゆうか人の粘膜に非常に近い感触なんです。
粘膜というか半粘膜っていうんでしょうか、唇とか局部とかですね。
グミの商品開発してる人って、絶対そういうこと考えて開発してる気がする!
まあ唇とか局部とかまで考えてなくても、「人の感触」くらいは狙ってる気がするなあ。




「これ、すごい!! ・・・本当にえろいね。」


「うん、タカちゃんならわかってくれると思ったんだよ。すごいよね、この猥褻感。
 私、数年前に「グミって食感を楽しむお菓子なんだ!」って気づいて以来、
 本当に色んなグミを食べたけどさ、この明治製菓の「ぷぷるん」と扇雀総本舗の「贅沢シリーズ」
 は群を抜いて猥褻なんだよ。」


「ベストオブエログミ、だね。」


「私としては本当にそんな称号を与えたいくらいだよ。
 というのもさ、このグミ、今はもうどっちもほとんどスーパーとかコンビニとかで売られてないんだよ。
 在庫処分みたいな感じでたまに安売りのお菓子屋さんで見かけるくらいでさ。」




酒を飲むのも作るのも忘れて、しばしグミを食むふたり・・・。




「ねえ、ちょっと ナツコちゃん。」




「なに」




「ちょっと目、つぶって。」




片手に握りしめてたオレンジ色のグミを指先につまみ直しこちらを見るタカちゃん。
・・・を見れば、まあ彼が何をしようとしてるのかは察しがつくのですが、
おとなしく目を閉じるマエダ。


次の瞬間、なんとも生暖かい、
表面はさらりと乾いているのにその内部は明らかにやわらかく発熱して潤沢な水分を含んでいると思われるしっとり丸い物体が、マエダの唇の端に触れた。




物体が、ってゆーか勿論グミが!!




「・・・すごい! なんかホントに唇の感触っぽい!!」




「ね!? ね!! すごいでしょ!!
 なんかコレずっと手の中で握ってたら温まっちゃって、なんだかよりヒトっぽい感触になっちゃったんだよ!!!」




この今年24歳のバースタッフのタカちゃんの新発見にマエダも勿論、大興奮。
カウンターの中と外で二人できゃーきゃーやってたら、


三つとなりの席で飲んでた同じく常連客の女性が呆れたように、一言。


「なんだか・・・罪の無い遊びをしているねえ。」