人間の身体の細胞は
大体7年で生まれ替わるとかいうけれど、
そんな風に
私が産まれてから死ぬまでの数十年の間にも、
小さな細胞の生き死にが
私の身体の中で繰り返されている。
その生き死にが繰り返されている間は、
私の身体は健やかなわけで、
その生き死にの変化が途絶えた時に、
私は死ぬわけで。
結局、変化し続けているものこそが、
安定しているのだと思う。
継続しているものの中には、
いつも小さな生き死にがあるのだと思う。