2011/08/28

あなたがそう望むなら



いま、NHKの番組で
もともと日本人の大工だった人がイヌイットの生活に魅せられて
猟師になって自分もイヌイットになっちゃったという


・・・そんな番組をやってますが


なんか おもしろいなー。


そりゃ そうだよな。


だれだって、なんになったっていいんですよ。


そんなことよくわかってるつもりだったけど


だれだって、


なんにでもなれるとはいえないけど、


なにになったって、いいんですよね。



2011/08/23

女子力


私も女なので、例えば 肌のお手入れとか化粧とか体型維持には日々気を使ってますが、


だけどさ、しばらくの期間 たとえそれが自分にとってベストなケア方法だと思っていても、
同じケアをずっと続けてると、なんだか気持ちがダレてくるんですよ。
この化粧水・・確かに良かったんだけど、もうなんだか飽きてきちゃったな。肌も心も。
・・・みたいなね。で、なんだか やる気無くなっちゃうんですよね。
肌のお手入れしてる鏡の中の自分の顔が、無表情。
そんなんでいいのか?
よくないよ!!


やっぱり たまには 何かの刺激が必要なんです。


先日、高校時代の友人ミツカちゃんと新宿でお茶をしたときの話。


ミツカちゃんは大学卒業後、某貴金属店に入社し、持ち前の接客技術で入社当時から売り上げで記録を作り、
この春史上最年少での店長抜擢となり現在都内の有名百貨店内の店頭でジュエリーを売る、
そんなすごい女です。


高売り上げの接客技術とはいっても このミツカちゃん、
別に押しが強いわけでも強引なわけでも特別話術に長けているわけでもないんです。


だけど、なぜだか、彼女のつけている自社ブランドのジュエリーはすごく素敵にみえる。


ミツカちゃんがつけてるジュエリーって、なんだか見てると欲しくなってきちゃうんです。


まず、ジュエリーの選び方と付け方が、綺麗。
そして、それよりもなお、彼女自身が、綺麗なんです!


そんなミツカちゃんと新宿高島屋の cafe cova  でチョコレートケーキを食べながらの
「女」トーク。
エステで磨かれた彼女の身体は白くて細くて、人形みたい。
おそらくかなり高額の指輪がカラフルに光るミツカちゃんの細くて白い薬指。
爪には指輪に合わせたバラみたいな濃いピンク色が爪先だけにセンスよくキラキラしてます。


「その手のネイルってジェルネイル?かわいい・・。
 私も前は足だけジェルでやってたんだけど、お金もかかるしネイルサロンに行くの面倒だしで
 結局やめちゃったんだよね。ミツカはどこでやってるの?」


久しぶりにジェルネイルをみたら、艶がいいしやっぱり綺麗!
なんだか急に爪とか綺麗にしたくなってきたマエダ。
やっぱりなんか彼女といると何かが刺激されるようです。


「わたし、今 自分でジェルやってるんだよ〜!
 今ね、自分で自宅ネイルできるキットとかいっぱい売ってるから、それ買えば超簡単にできるんだよ!
 私が買ったキットもネットで一万円くらいだったし、やり方もすごい簡単だし!」


ああ、私が知らない間に世の中はそういうことになっていたんですね。


こう言っちゃなんですが指先不器用な彼女が「すごい簡単」と言うくらいですから
余程その「自宅ジェルネイル」は簡単なんでしょう。
価格もサロンに一回行けば元が取れちゃう程度の値段です。
彼女が買ったというそのお店を教えてもらって携帯にメモ。


「ね〜ね〜ナツコ、あとで一階の化粧品売り場見ていい?化粧水とか欲しくて。」


「いいけどミツカ、どこの買うの?なんか最近いいのある?」


「あのね、ポーラのBAってシリーズが超いいんだよ!!赤いヤツ!エイジングケア用なんだけど、
 超おすすめだから!!あっ そういえば私 サンプル持ってるから
 ナツコにあげるよ!ほらこれ!使ってみて!」


「アッ ありがとう・・。」


まるでポーラの販売部員がごとくポーラ化粧品のBAサンプルをくれるミツカちゃん・・


「あとね、ポーラの後にイブサンローランで香水見て、エスティローダーでフェイスパウダー見て、
  ルナソルのアイシャドウとチーク買って、パウダー予約して来ていい!?」






・・・ああ!!






なんでしょう、この・・・女子力!!


女子力って言葉嫌いだけど、他の言葉が見つからないんです!


買い物に付き合っているだけなのに、なんだか無性に楽しくなってくる!


もともと化粧品売り場って好きなんですが、キラキラ綺麗な女の子と一緒にまわると数倍楽しい!


最近 マエダの周りにはどちらかというとあまりコテコテ着飾ったり化粧に凝ったりしない
ナチュラル系の美女が多いので、なんだかこういういかにも「女子」な感じの彼女は
なんだかとってもいい刺激になりました。


そして、案の定というか、翌日、そんな突然の刺激に打ちのめされたマエダは、
ネットでジェルネイルのスターターキットを購入し、
仕事後に化粧品売り場で基礎化粧品とアイカラーとリップカラーを買い、
家に帰ってとりあえず夏のサンダルで傷みきった足下をこれも新しく手に入れた
マッサージソルトでケア!


そして、ミツカちゃんにサンプルでもらった、リフトアップ効果の高いポーラのBAを買おうか思案中・・。だってわたしももう31歳だしね。


たしかに 顔の筋肉のたるみは筋トレでどうにかなると思っていたが、
その上の皮膚のたるみは自分じゃどうにも厳しい気がする!
こんな時にこそ、人間の科学の力で、ちょっとだけ自然の力に逆らってみてもいいじゃないですか。


若くありたいとは思わない。
しかし、より美しくなっていきたいという欲求には忠実でありたい!




やっぱり女は「なすがまま」じゃ だめだ!!


「なすがまま」の対語を調べてみたら、
「なすがまま=運命」で、対語は「意志」だって!!






なんか素敵じゃないですか?










 
 





















2011/08/19

緑を食べる



敬愛する伊丹十三のエッセイを読んでいたら、
マエダが長年漠然と感じつづけていたことが書かれていて、ちょっと感動しました。




「レタスは、美味しくない。」




・・っていう、ただそれだけのことですが。
多分、今このブログを読んでくださっている方々の大半が、はあ?って感じだと思うのですが、
だって、レタスに美味しいもまずいもないでしょ?って感じですよね?
だがしかしですね、レタスとは言っても、あの一般的によくスーパーとかで売っている、
あの丸いレタスのことです。
決して、サニーレタスなどの葉レタスのことではなく、キャベツ状の、あの丸いぱりぱりしたレタスです。


私、昔から、なーんか、あのレタスが入ったサラダが嫌いなんですよ。
サラダじゃなければいいんですが。


だって、サラダだと、ぱりぱり水っぽくて、味が全くしないじゃないですか。


あのレタスの上に、さらにキュウリとか入っちゃったりすると、
大した味の無い二大野菜が雁首揃えて何の主張も無くドレッシングの味に染まりきるわけですよね?


なんか・・・ なんか、嫌いだったんです。


だけど・・・この伊丹十三のエッセイ読んで、再び 納得!


やっぱり、サラダにはあのレタスじゃだめなんだよ!
サニーレタスとかサラダ菜はいいんだけどね!
以下、伊丹氏 曰く・・


「あんなものは、レタスでもなんでもない。
 あれは人造野菜だと思っている。実に個性の無い、興味索然たる味わいの葉っぱではないか。
 ほんとうのレタスは、やはり緑色でなくてはかなうまい。
 そうして、緑色の野菜というものは、必ず特有のほろ苦さや、辛さや、軽い渋みや、
 ひりっとした香りを持つものであって、だからこそサラダというものは生き生きした食べ物なのだ。」




特有の、ほろ苦さ・・・




そう!


そうなんですよ。


緑の野菜のみずみずしさとほろ苦さを味わうのが、正しいサラダの有り様だと思うのです。


ということで、


今日はクレソンのサラダを作ってみました。


クレソンとサニーレタスとサラダ菜をちぎってバサバサ和えるだけ。
クレソンは多い方がいい、主役はクレソン!
国分寺駅ビル地下でしっかりした美味しそうなクレソン一束百円。
これから電車に乗るのに野菜各種、思わず購入。
国分寺丸井の生鮮品売り場はなんでも新鮮で見てて気持ちいいですねえ。


ドレッシングはマエダが小学校の家庭科の授業で習ったフレンチドレッシングの作り方で充分。
オリーブオイルと酢と塩と胡椒。結局これが一番美味しい。
でも、酢をレモン汁に変えるともっと美味しい。
で、そこにちょっと酢を効かせる。
で、クレソンのサラダの場合は細かーく刻んだニンニクとほんの少量の砂糖を入れると、
一気に味に深さがでてまた美味しい。


クレソンでなく香り野菜でパセリを使うなら、
大量のパセリを細かくみじん切りにして、緑の野菜に和えるだけでもかなり良い香りで、美味しい。


あと、これは個人的な趣味ですが、
緑のサラダは、緑一色が、いちばん、美しい。


それをステンレスのボウルでそのまま でん!と出すもよし、
白い器も緑が映えて綺麗かもね。
今日のマエダ家は大きな薄いブルーの和食器に丈を出して盛ってみました。
とにかく緑一色だと何に盛ってもなんか清々しくて綺麗です。


赤いトマトとか、イヤなの!
トマトはトマトだけで、玉葱とかのドレッシングで食べるのがいい。
トマトって葉ものとは合わない気がするんです。食感とか。


一見、緑一色のサラダ。でもね、よく見ると色んな緑のグラデーションになってるんだよ!
緑の中にサニーレタスの渋い赤色とか、そのくらいが、いい。


あっ でも ミニトマトが半分に割られて和えられてるのもちょっとカワイイけどね。


















 







2011/08/08

夏の感慨にひたる

この間、このブログで書いた
「緊縛のM友、ゆうきちゃん」。


先日、ちょうど一年ぶりに会いました。


かれこれもう十年あまりの付き合いになりますが、
昔から、突飛で危なっかしく放っておいたら
ふらふらどこかに行っちゃいそうな私の手綱を
きっちり握って、律してくれる、そんな姉御肌な
友人、ゆうきちゃん。


この彼女の行き届いた面倒見の良さ・・
Mというよりは立派なSの素質だと思うのですが。


もし自分がMだったら、彼女に調教されたいくらいですよ。なんでしょうこの安心感。


彼女は以前から和服関係に造詣が深く、
今回は夏ということもあり、浴衣の話題に。


「浴衣って、一年に一回も着ないのに、なんでか欲しくなるんだよねえ。」


「最近のなっちゃんは、どんな柄が好きなの?」


「やっぱ古典柄!似合う似合わないを別にして考えるなら、渋い紺のとか。
 だけどさ、やっぱりそういうホントに良い浴衣って値段が高いから、
 さすがに年に一回とかだとなかなか手を出せないんだよね。」


「あ〜 そうだねえ。確かに。
 コレ!って思うのはやっぱり値段もするよ。
 あとさ、 なっちゃんは顔が派手だから、あんまり華やかなのだとちょっと
 バカっぽくなるかもしれないし、そう意味ではバランス考えて柄選びは慎重にね。」


ああ そうか・・・
毎度毎度 勉強になります。


「あっ そうだ」


突然 何かを思い出した様子の、ゆうきちゃん。


「あのさ、私 未使用の浴衣一着持ってるんだけど、良かったらソレあげようか?」




・・・ええ!!




なんというか、このゆうきちゃんはいつもこんな感じで気前が良いヤツなんです。




「それとも、私が縛られる時にいつも着てる浴衣で良ければ貸してあげようか?
 でも それ洗濯してないけどね。」




・・・!!


そそんな、滅相もございません。まあどうせそんな貴重なものを貸して頂けるのであれば綺麗に洗濯してあるものよりもそんな情事の痕跡が染み付いたそれの方がより感慨深くて情緒的でマエダ的にも嬉しいですけどね!でもまあ今回に関してはありがたく頂けるほうを頂戴しますので!




・・・ってかんじで、このグリーンの浴衣をもらってしまいました。
予想外の幸運! 前日の玉虫効果でしょうか?


それにしてもこのグリーンの浴衣、帯をどんな色で合わせるか迷いますよね?


「このグリーンは私的にいける気がするんだけど、帯って何を合わせたら良いんだろう?」


「そうだね、白かクリーム色かな。
 あとはちょっと背伸びして、夏物の名古屋帯でもいいよね。
 でも、まあ無難にいくなら、やっぱり白かな。
 もしくはちょっとイヤラシくするなら、黒の柄物でもカッコいいかも。」




・・・!! 黒!!


なんですか その 猥褻感・・?
それはちょっと下品になるかならないかのギリギリラインですね。
さすがゆうきちゃんです。


「真っ黒は重いから、少し柄が入ったものが良いと思うよ。」


「・・・黒の兵児帯なんてどうでしょう?」


「あ、いいんじゃない?」




そんな感じで、一年ぶりの夜は更けて行く・・・・。

































2011/08/06



この前のブログを書いてたとき。ウチのベランダから母の声・・・


「ナツコっ。見てっ!またっ。」


ガラス戸を開けて見てみると、




わっ。




また、玉虫です! 私の部屋の前に、今度は生きてるヤツ!


こないだに続いて二度目の玉虫!




「ナツコ あなた、玉虫が二回も来るなんて、何かいいことあるんじゃないの!
 福がやってくるんじゃないの!」






確かに、こんなギラギラ瞬いてる虫なだけに、なんか縁起がいい感じがします。
なんでもいいからなんかおもしろいこと運んで来てくれるかなあ。



「ナツコ、あなた、福がやってきたら半分ちょうだいね!教えてあげたんだから!」



・・・


母・・・

そういうのってなんていうんでしたっけ?

捕らぬ狸の?

絵に描いたなんとか?

















2011/08/04

失恋のはなし


「彼氏と別れた。辛くて何もやる気しないっ。仕事もしたくないっ。」


・・って言ってホントに仕事を休んでる友人、美和子ちゃん。


まあ、気持ちは分かる。


失恋って生命の危機の次に重大な緊急事態だから!
「そんな・・たかが失恋くらいで」なんて言ってる奴らは、
単純に本気で人を好きになったことが無い人たちなんだから、そんなの気にすんな!
仕事くらい休め!


・・って言ってなぐさめてあげたいところだけど、
今現在、人生における緊急事態の真っただ中にいる彼女には何言ったって聞こえないんです。
せめて落ちるとこまで落ちれば 後は昇るだけで 気も楽になるはず。
今は ほうっておくことにします。




でも、それだけ落ち込んでるってことは、それだけ好きだったってことですよ。


恋に落ちる時って、
本当にその言葉のごとく 名も知らぬ大海に いきなり突き落とされるような衝撃がありますよね。
しかも、否応もなく、理不尽に。


どっぷーーん って、いきなり落とされてみたら、


あれ?


なんかまばゆいばかりの美しい魚がいっぱいいたり、
差し込んでくるのはキラキラ光のスペクトル、
水の中で乱反射して、なんだか自分が光になった気分!
ああ、こんな世界があったのか!!みたいな
外から見てるだけじゃ分からなかったこの世のものとは思えない輝かしい世界が広がっているわけですよ。
たまにクジラとか遭遇しちゃったりしてね。
もう、ナチュラルハイの極みです。


まあそして時には荒波に揉まれたり 岩場に叩き付けられたり、
思いがけなくクジラに食べられちゃったりするわけです。


否応も無く。


結局、恋に落ちるって、全てが理不尽。


始まりから終わりまで、結局は自分の一存ではどうにもならないことばかり。


全てが想定外で、自分の範疇を超えているんです。


そんな、すごい力に翻弄されているわけだから、
そりゃあ 落ち込まないわけないんですよ。


失恋って、「アイデンティティ・クライシス(自己喪失)」なんですよ。


「自分」という存在を定義づけるものを失うことで、
築き上げて来た「自分」という存在が、一度そこでバーンと崩壊しちゃうんですよね。


粉々に崩壊した自分を、立ち直るためにまた一から組み直していくわけですから、
そりゃあ 痛手が大きければ大きいほど、修復作業も困難を極めるわけで。


修復作業中は、人にもよりますが、黙々と作業に耽るに限ります。


自分が落下した美しくある時には恐ろしい大海を心で反芻しつつ、


そんな大海原を泳ぎきった己の精神と肉体を 褒め 愛でながら、


もうちょっと時間が経てば、そんな美しい海を知った、美しい自分の存在に、気づくはず。


それが理不尽であればあるほど、美しい経験になるはずです。


こういっちゃあなんですが、


意外とこういう経験をして無い人って多いんですよ。
やろうと思ってできることじゃないですから。


してる人だって、多分人生で一回か二回か、せいぜい三回ですよ。
それ以上は身体が持たない気がする・・。


まあ、「もう一回くらい、クライシスしてもいいかな。」


・・なんて なかなか 私も 言えないですけどね。


























 



















2011/08/02

Nike in Greece

「ゆうきちゃん」という、妙な絆で結ばれた友人がいます。


この ゆうきちゃん、実はマエダが学生時代に共にSMの「縛り」の授業を受けた仲間なんです。


・・・なんて書くと、ちょっと妖しい感じがしますがコレ、実話です。


私が通ってた美術学校の西洋版画史の岩本先生(男)。
この先生がちょっと変わった先生で、授業中にSMの授業をするんですよ。


たしか最初の授業で生徒同士が二人一組になって、手錠を掛け合うんですね。
その後に簡単なチェック式のSM診断テストみたいなのをして、結果を先生が見るんですが、
他にもそんなにきわどくないSMのビデオを見せられたりとか、いま 思い出してみると
「よく先生、授業であんなことやったな〜〜」とちょっと感心するようなことばかり。


勿論、生徒からは猛烈に非難されて、授業を拒否する生徒もいましたし、
おそらく先生たちや学校の運営側の方でも問題にはなっていたようです。(そりゃ当然ですが・・)


そんな中、なぜか進んでその岩本先生のSM授業を受けていたのが、
この私と、ゆうきちゃん。


主に授業後の時間や授業中に二人だけ別プログラムでSM授業。


主に「縛り」に興味を示したゆうきちゃんは縄の縛り方とか縛られ方を教わっていましたが、
なぜか私はめっぽう縛られ役で、最初の手錠から始まり後ろ手に縄で上半身を着衣の上から縛られて授業中一番後ろの席で放置プレイとか、日によっては足枷とか、縛られてる自分をビデオに撮って見せられたりとか、なんか・・今思い返してみるとすごいなあ。


麻縄での縛りとか緊縛絵師の伊藤晴雨の話とかそういう日本的なSMの授業もあったけど、
基本的にこの先生はボンテージ系だったらしく、
外人の拘束された女の人が馬が繋がれるとこにただ繋がれてぐるぐる歩いてる映像とか
を見させられて、感想を求められたりもしたなあ。


最後の授業の時には、個人的に俺に縛られないかとのお誘いを受けたけど、
そこまでいくと自分の身が自分で守れるかわからなかったので、丁重にお断りしました。


ただ、全然イヤじゃなかったんですよ。


多分私の中に、SMの予備知識が全く無かったということもあるとは思うのですが、
昔から漠然と私の中では「自分の欲求に忠実な人」というのは、信用できるんですね。
この岩本先生、多分翌年解雇されちゃったし学校的にはダメな人なんだけど、
ホントにSMが好き!!って感じの超ストレートな人だったから。
そういう人とどういう形でもかかわれるということは、
意外と当時の私にとっては楽しいことだったのかもしれません。


後々、コレを機に 立派に真性のMの素質が花開いたゆうきちゃん。


私も自分がSかM、どちらに傾倒するか期待したんですけどね〜〜。


その後、数年の月日を経て、自分はSでもMでも無くノーマルだと泣く泣く認めました。
ごめんね岩本先生・・・


今ではこのゆうきちゃんには年に一度くらいしか会う機会がないのですが、
開花してからの彼女はいつも泣いたり笑ったり、
盛りだくさんの人生を最大限謳歌してるように見えます。


自分の欲求に忠実な人というのは、常に切実さと自分に対しての真摯さがあって、
常に崖っぷちに立っているかのような危うさがありながらも、
そこにはいつでも貪欲な生命力が見え隠れするのです。


そういうものがきっと「色気」と呼ばれるんだと、私は思っています。