2013/07/24

カワ


 レザークラフトをやっている方に、
レザー用のメヘンディデザインを依頼されたのが確か5月。

その時点でちょっとどうなんかなあ、と思ったんです。

別にメヘンディのデザインがレザークラフトに合わないってわけじゃないんですよ。
むしろ有機的なメヘンディのデザインはレザーの質感に合うとも思うんです。

だけどなんかね・・・

今まで人間の皮に描いてたメヘンディを、
今度は豚だかヤギだか牛だかの皮に描くわけでしょ。

なんでか解んないんですけど、
なんでかしっくりこないんですよね。

てゆーか私、もともとメヘンディの柄が好きっていうよりか
人の身体に模様があるのが好きってゆうか

メヘンディの柄より人の身体が好きだから
メヘンディ始めた、みたいな部分があるので
人の身体以外にメヘンディ、っていう発想自体があまり無いんですよね。

そんなわけで、
一度メヘンディの柄からは完全に離れてみることにして
レザークラフト用にデザインを考えてみることにしました。

人の身体を愛でるためにメヘンディを始めたのと同じように
今回もまずはこの豚だかヤギだか牛だかの皮を愛でるところから始めます。
なんだか皮にも色々な種類があるようですが、
とりあえず店頭に並んでいた中で二番目に肉厚の白っぽい皮を選んでみました。
しっかり芯があるのに柔らかくしなるあたり、手触りもなかなか気持ちがいいです。
ちょっと太めで筋肉質な女の子のお尻のよう。

肉厚の皮を選んだのは、模様が深く刻めるからです。
レザーに絵や文字を施す方法の中には、
皮の上に直接絵の具でペイントしたり電気ペンで焼き付けるなどの方法もあるのですが
上記の二つじゃ、なんか質感とかタッチがイマイチなんだよね。
皮にやる意味あるの?みたいな感じで。
だからとりあえずは押したり切ったりして模様を描く予定。

とは言ってもまだ道具用意して始めたばっかりなんだけどね。
正直、なかなか対レザーの気持ちに切り替わらん。
新しい肌に馴染むには少々時間がかかるものなのかしらね・・・。

そんな話を先日、メヘンディの仲間たちとしていたら

「そういえばさ、もうすぐ断食明けのイードだから、ヤギとか牛とかを屠りそうなパキスタン人にお願いしといたら、剥ぎたてホヤホヤの皮が手にはいるんじゃない!?」

なんて名古屋のケーコさんが言い出すのはいつものことですが

「剥ぎたてホヤホヤ・・・それは(色んな意味で)レアだね!」

なんて東京のヨーコちゃんまでそんなおもしろいことを言い出す始末。


いや、てゆーか、
剥いだだけじゃ、皮って使えないだろ。

あ、ごめん、なんか普通でつまんないこと言っちゃって。


「レアってゆーか、ハードル高すぎ。」(滋賀のねえさん)




ですよね。