2012/09/14

友達

Santorini in Greece

例えば彼氏に「会いたい」と言われるとちょっとめんどくさいな〜とか
思っちゃうのに、友だちに「なっちゃんに会いたい」と言われると
その日にでも会いに行きたいくらい
嬉しくなっちゃうのって、一体なんなんでしょうかね?

勿論そんなの、私だけかもしれないですけど。

私にとって友だちっていうのは

何かを与えるでも与えられるでもなく、
お互い、求めている間だけ寄り添える、
この世で最も純粋な人間関係のようなもの。

恋人同士のように約束事に頼る事も無く
お互いが楽しみあえる、お互いがなにかを分かち合える、
その一点においてのみ一緒にいる事が叶う人間関係。

逆に言えば、必要でない時は何の罪悪感も無くお互いが離れていられる、
そんなウソの無い純粋な関係。

どちらか片方でもそれを望まなかったとすれば成立しない関係ですよね。

よく「親友」と「友だち」を分けて考える人もいますが
私はいわゆる親友であっても
時によっては友だちのような気安い関係になることもできるし
いわゆる友だちであっても、時によって親友のような親密な時間を持てると
そういう風に思っています。

たとえば恋人関係とかだと
どうしても与えたり与えられたり、そういう関係になってきますよね。
だから深いし、その分何かを負うし、別れるときは別れなきゃいけない。
精神的な約束事に縛られることもあるし
不本意でも何かを受け入れないといけない時もある。
だから時に無理もするし、悪意の無いウソも出てくるし、
会いたく無い時にでも会わなきゃいけなくなったりする。

勿論友だち同士の間でも多かれ少なかれそういうことはあるけれど
それが状況的に強制されるような感じにはならないですしね。

友だちとは、そのとき離れる事はあっても永遠に別れる事は無いと、
そう思っています。

会いたい時に「会いたい」と言えて

会いたく無い時には離れていられる関係。

無責任さの中の、自由と真実。

頑張って繋ごうとしなくても、求め合ってるから、繋がれる。

そこらへんが、嬉しいのかな。