2012/02/07

コレが好き



今回のバリ旅行で、「コレ、いいな〜〜!!」と実感したもの。


それは「トイレ」です。


大体、女性が海外に、特にアジアに行くにあたって気になるポイントだったりしますよね。トイレ。


とにかく、綺麗で清潔じゃなきゃいやなの!
だって私、日本人だし!


よく、日本が外国に誇れる物のNo.1にトイレが挙げられていたりしますが
それくらい日本のトイレってすごいってことですよね。
日本人って気質的に追求型の凝り性なんですかね。これも職人気質っていうんでしょうか。
なにに関しても「まあこれくらいでいいかな」みたいな妥協がないですよね。


まあそれに比べるとこのバリのトイレってやつは


当たり前ですが温かい便座なんてものも無く、というか便座ってモノ自体が無く
形は日本の和式に近いのですが、勿論ウォシュレットも無ければ自動で蓋が開いたりもしませんし、
トイレットペーパーもなければ、そのうえ水を溜めるタンクすらありません。
水洗ですが、手動なんですよね。
横に水を溜める桶があって、自分で水を汲んで、ザバっと流すのです。






日本のトイレに比べたら、その構造においては何十年もの差が有る気がします。






だけどね






これが、妙に快適なんですよ。






最初はちょっと抵抗があったんですけどね。
使い出したら眼から鱗ですよ。


まず第一に、全然、不潔じゃないんです。
不思議なんですけど、バリって町中でご飯とか食べてると蠅とか虫が平気で群がるのに、
トイレには虫がいないんですよね。
多分、毎回使用するごとにザバザバ水を打つからですかね?
便器も至って綺麗なんです。
臭いも無いし!
基本トイレットペーパーは使わないので、水でじゃばじゃば洗うのですが、
それも慣れるとすっきりして超快適!


てゆーか、トイレットペーパー使わないから余計なゴミも出ず、この清潔さが保たれるのか?


そして私が一番感動したのが、
便器自体の作りが、超 単純な事!!


基本的に、日本の様式トイレは便器、便座、タンクの3つのパーツからできていますよね。
バリ式は、便座もタンクも無い超シンプル構造。


シンプルってことは、掃除が楽ってことですよ。
死角が無いから、汚れを見逃すこともありません。
汚れが有ったら、ザバッと水をかけて流せば良いだけの事です。


ちなみにトイレ使用後に水で流す時も、
横の水を溜めてある桶から手桶で水を汲んで、ザバっと流します。
ちょっと流せばいいって時は手桶に半分ぐらいを軽くザバっと。
しっかり流したい時には手桶で数回ザンザン流します。


この、自分で水の量を調節できるっていうのが、私にとっては革命的!
慣れてくると、少ない水で上手くサクっと流せるようになってきます。


おそらく、この土地において一番機能的な形ということなんでしょう。
バリ人がいくらお金持ちになっても、一般家庭に洋式トイレは普及しないとみました。


まあ、この快適さは常夏のバリだからこそだとは思うのですが、
ぜひ、みなさまバリにご旅行の際には一度は経験して頂きたい、このトイレ。


でも観光客のよく行くレストランやホテルはほとんど洋式トイレですけどね。
ただ、最高級のトイレの国で生活する私たち日本人にとっては、
どの洋式トイレも見劣りして古くてなんだか汚なく見えちゃうと思うんだよなあ。


ちなみに、基本的にホテル以外はシャワーも無ければお湯もでないので、
身体を洗う時はこのトイレ横の桶から水を汲んでばしゃばしゃ水浴びします。


はじめてお湯ではなく水で髪の毛を洗いました。


起きてすぐ、夜がまだ開けぬ早朝4時からばしゃばしゃ水浴びをして


「やっぱり、朝は水浴びるには寒いわ。」とバリ人の友人に言ったら、


「ハハ!日本ミタイ??」と、ジョークを言われたので、


つーか日本の寒さはこんなもんじゃないんだよ!!


と言っておきました。


常夏の南国人には、この今年の日本の寒さ、


わかんないんだろうなあ。