2015/03/03

パイ三景

photo by maeda

残念ながら上の美しいパイは私ではありません。
勿論パイに絵を描いたのは私ですが。

二月の末に大阪にて、友人のメヘンディ描きTARAちゃんとお互いのおっぱいにメヘンディを描き合い、それを写真家の高田一樹さんに写真におさめてもらうという誠に心躍るイベントを遂行いたしました。

まだできあがりの高田さんの写真は頂いていないので、私や衣装で協力してくれたメヘンディ描きちえこさんが撮った写真を今回は貼らして頂きます。

photo by chieko
とにかくまずスタジオが素敵だったのよ。
築百年のちょっと洋館っぽい雰囲気のある和風建築でね。
なにやら昔の写真家の人が建てたものらしいのですが。

まあそんな窓ガラスや床の質感まで美しいスタジオで今回メヘンディを描かせて頂いたわけですが。

すみませんがここからいきなり下世話な話になります。

パイオツメヘンディを企画し友人TARAちゃんに話を持ちかけたのは紛れも無くこの私ですが、企画が現実化していく過程でちょっとした私自身の個人的な問題に気付かざるを得ませんでした。

問題は解決、もしくは解消せねばならないのでとりあえずは友人K子さんに相談。

「というわけで今度TARAちゃんとパイオツメヘンディをやるのですが、私のパイが十年前と比べてなだらかに下降、減量しているという事実は否めません。
いや、ここ数年で痩せた上に筋肉落ちたからね。しかも、もともとブラ嫌いだから家では思い切りフリーダムパイだから、それも影響してるのかもね。悪あがきは承知の上で、撮影までの一ヶ月で少しでもなにかできないもんかね?」

「ああ、育乳か・・・。 わたしもさ、この前、着物着る時に和装ブラ着けた状態で肌着着て横から鏡みたらさ、あまりにフラットでびっくりして、この凄まじくフラットな様を誰かに見てもらいたくて思わず写真を撮ったんだよ。ホラ。パイヘナに挑むふたりへのはなむけにこの写真を送るよ。」


・・・え。
ありがとう・・・。

・・・ほう。たしかにフラット・・・。笑
だけど、和装ブラは仕方ないよね。
あれ、胸を潰して平にするためのもんだし。

「うん、たしかに、和装ブラしてないともう少しあるよ。ユニクロのブラトップするともっと大きくなるけどな!」

ああ、すごいね、ユニクロブラトップ。
私あれ苦しくてちょっと苦手だけど。

「ていうか和装ブラしてると、ホント障害物無しの平原だよね・・。
 とると一応、鳥取砂丘くらいにはなるんだけどな・・・。」

そうか、とりあえず頂はできるのか。

「つーか、私のパイなんてブラしてるとDカップだけど、フリーダムだとBくらいに見えるよ。すごくない?この差。」

「なに、そのマジック!!」

いや、ホントにブラってすごいよ。マジックだよ。
整形の域だよね、特に日本製ワコール。
昔は憧れもあって海外ブランドの下着とか買ってたけど、やっぱり日本人には日本人の体型を研究し尽くした日本の会社のブラが一番なんだよ。
すっごいしっくりくるもん。
形が綺麗で上がるのに苦しく無いの。


「ユニクロのブラトップ着けると、多摩丘陵くらいにはなるよ。」

「え・・・。私はノーブラだとこんなもんなんだけど」

ノーブラの私の胸部の写真をK子さんにご覧いただきました。

「なんつーか、ゆるやかな山脈ぐらいの・・・なんかいまさらなんだけどこれでちゃんとパイオツメヘンディできるか心配になってきたよ。」

いや、この事実に気付いたのがパイヘナ企画した後でよかったよ。
企画する前だったら衝撃で二の足踏んだわ。

「・・・大丈夫よ、大丈夫!!緩やかに広がる裾野は、まさに日本の山そのもの!
これこそ大和風景!言うなれば利尻富士!日本の原風景よ!きっとメヘンディで雅なパイ山になることでしょう!」

た、たしかに私のパイはシルエットが和風だわ・・・!!

「K子のパイは濃尾平野、マエダナツコのパイは利尻富士(日本の原風景)、TARAてぃんはマッターホルン(海外)、か・・・。」


マッターホルンのおかげで素敵なパイメヘンディが描きあがったということです。