2013/12/04

ラブレター


先日、マンションの隣人からラブレターが届きました。

「ずっと気になっていました、友達からでもいいので仲良くなれたら嬉しいです。」
というような内容が便箋一枚に氏名とメールアドレスと共に書かれていました。

いいや、写真のせちゃえ。


自慢じゃないが私は今までにもっと熱烈な、
または変質的なラブレターを貰ったことが何度もあるので
正直この手紙を「ラブレター」ということで紹介するのは少々不本意ではありますが。

たしか隣人は1、2年前に引っ越して来た大学生であったと記憶していたので
ためしに氏名でネット検索をかけてみたら結構頭のいい市内の大学の学生である旨がヒット。

・・・今って、氏名と地名だけでこんなことまで調べられちゃうんだね・・・


それにしても、このコ、やる気あんのか?

こんなどうでもいいような文章で、
あわよくば女が会ってみたいと思うと本気で思ってるのかしらね?

大体、封筒にこそ入ってはいたものの、これ、便箋じゃないだろ。
授業中に書いたのか?

「俺」表記もナシだよね・・・。

「メール欲しいです」「友達になりたいです」という
彼の希望だけはとりあえず報告されているものの、
なんとかしてメールにだけはこぎ着けたい、できることなら会いたい、
そしてあわよくばヤリたい!・・という熱意はこの手紙からは微塵も感じられません。

なんなの?

なんか急に思いついちゃったわけ?

あ!そういえば隣にそこそこ綺麗な女の人がいたな、
手紙なんて書いたらあわよくばなんかいいことあったりして

・・・なんて思ったりでもしたのかしら?

てゆーか、この手紙だけで、充分モテない男の子感がでてるよね、彼・・。
押しの強さも個性も無い感じ。
せめてこのどちらかさえあれば結構モテたりするのにね、男子の場合は。
たとえ目的が「ヤリたい」だけであっても、
人並み以上の真摯さと熱意があれば意外と女は気持ちが動くもんなのにねえ。

文末の「読んだらこの手紙は捨ててしまって大丈夫です!」
の一文がなんか・・弱気丸出しでちょっとイラっとするわね・・。

捨てられてもいい手紙なんか、よこすな阿呆。

ああもうなんかこのコ、
こんなんでこの先ちゃんと女の子と付き合えたりできるのかしら?
なんか心配になってきました。
勝手な話ですが。

しかしまあ、もしかしたら
ある程度熱意はあるんだけど、文才が全く無いのかもしれないけどね・・

「気になっていました」って、一体何が気になっていたワケ?

つーか、自分の自己紹介は全く無しだし・・

「まずはメールから」「お友達に」ってあるけど、最終的にはどうしたいの?
友達がいいの?彼氏になりたいの?それともただヤリたいの?

文章的には「メール」という言葉がこんな短い手紙の中に
二度も続けて出て来ているところがバランス悪くて気になる。
どちらかを別の言葉に変えればいいのに。

ここらへんを直すだけでも、まだこの手紙、ちょっとはマシになると思うんだけど。

てゆーか、私に書かせてみろって感じだよね。

私なら絶対、もっとステキなラブレターを書けるのに!!

・・てゆーか、これって返事書かなきゃいけないの?

なんかめんどくさいんですけど、って感じで友人のケーコさんに話したら
パキスタン人の旦那様を持つケーコさんはこんな風に言いました。

「『私には現在友人が587人おり、
今、君と友達になったとしても君は588人目であり、
つまりはおおよそ二年に一度くらいしか君のために時間を割くことはできないが、
それでもよければ友達くらいにはしてやってもよい。
なお、あくまで自分は588番目であるということを肝に命じておくこと。
私の許可無く私の時間を侵害することは認めません。
順番がきたらこちらから声をかけます。以上。』 
と、返事をしてはどうだろうか。」


・・・・なんだそれ!?
まあ、気持ち的にはたしかにそんな感じだけどさ、
事務的に文章にするとなんか引くわね・・・


「できればパソコンで文書作成してプリントして、
数字の部分だけ手書きにすると本物っぽくなると思う。
私、ほぼ同様のことを「日本のパソコンが欲しい」と言ってくる旦那の親戚に面と向かって言ったことがあるんだけど、それからは一切、連絡が来なくなったよ。
それまでは私を家に招いたり御飯食べさせたりと接待にあんなに必死だったのにさ・・」


・・・なるほど・・・。
そういうことか・・・
しかし、数字の部分だけ手書きって・・


「数字の部分が手書きだと、アイドルのファンクラブの申し込み受理みたいなかんじで
事務感溢れて良くない?なんならデータつくって送ろうか」


・・・


気持ちだけ受け取っておくことにします。
ありがとうけーこさん。


女も齢を重ねるごとに手強くなります。


がんばれ、若者。