2011/09/26

かわいいものたち





「かわいい」という要素には、わたし、昔からちょっと厳しいんです。


「かわいいものは好きではない」と言っても過言ではありません。


かわいい雑貨、かわいい動物、かわいい服、かわいい部屋。
何でもいいんですが、今そこにある物の中に、「かわいい」という要素が少しでも含まれていることを感じてしまうと、決して自分が選んだものの一つとしては、自分の近くには置きたくないんですよ。
勿論、他人が持ってる分には全く構わないのですが。


「かわいい」って、具体的にはなんでしょうね。
少女性ですかね。てゆうか幼児性ですかね。四角形よりは丸っこい感じですよね。
色もシャープな感じではなくてふわっとしたやわらかい系、高明度、低彩度。
研ぎすまされたシンプルさでは無く、あくまで単純な素朴系。
硬かったり尖ってたりぬるぬるしてなくて、やわらかくてふわふわしてますよね。
とりあえず警戒心を解かれる感じですよね。
攻撃性がないんです。
立場的に上か下かといったら下ですね。
弱いですよね。
場合によっては頼りなくて手を差し伸べたくなる感じ。
そう、触りたくなるかんじですよ。


触りたくなる・・・


なんか、戦略というか意図を感じるんですよ・・・。


騙されてる感があるんです。




「かわいい」・・・




「かわいい」って、絶対に「綺麗」とか「かっこいい」とか「美しい」とかの形容詞とは
根本的に違うものだと思うのですよ。
「綺麗」や「美しい」が何の目的も無く、そこにただ私たちを啓発するものとして存在しているのに対して、明らかにこの「かわいい」には明快な目的があるんです。


子供や動物が、自分が「弱い」ことを、逆に、自らアピールポイントに仕立て上げて、
相手の保護本能をくすぐり、自分の身を守りある時には可愛がってもらう。


誤解を恐れずにいうならば、相手の良心につけこんでいる!


なんというしたたかさ!


「弱さ」を武器にするという発想の転換と明瞭さがあるにもかかわらず、
あくまで「何もできない無能さ」を武器に世間を渡る、数々のかわいいものたち。


本当にイヤになっちゃいますよね。
ウチの犬、本当にかわいすぎる。