2011/07/31

猫じゃらし


お隣 国立で友人ユミコさんがやっている自宅サロンには、猫がいます。


「最近のこの子たちのお気に入りはコレなんですよ〜〜。」


と ユミコさんが取り出したのは、ネコジャラシ。


たしかに、猫たちの鼻先や足下でカシャカシャ動かすと、
猫たちの眼はいきなり獲物を狙う眼になって、一目散にこの猫じゃらしにじゃれつきます。


じゃれるとはいっても、猫といえばハンターですから、
結局は獲物を捕らえる感覚なんでしょう。
目の前を横切る高速ネコジャラシを、猫特有の瞬発力と反射能力でキャッチするわけです。


猫をジャラしながら、なんだかとても楽しそうなユミコさん。


そんなユミコさんを見ていたら、
マエダの頭にとある疑問がよぎりました。






「・・・猫をじゃらしているオマエ自身は、
      一体どれだけそのネコジャラシにじゃれることができるのだ?」






思い立ったら、やらずにはいられません。
「ユミコさん、私にもそれかして!」と、ネコジャラシを貸して頂きました。
そして、座っているユミコさんの足下で




カシャ カシャ カシャ ・・・




「マエダさん・・猫じゃなくて私ですか?」と、
一瞬 呆れ顔のユミコさんでしたが、次の瞬間、ネコジャラシに飛びかかりました!!




カシャっ






ばんっ(ユミコさんが床を叩いた音)






カシャッツ




ばんっ






・・・うーん。ユミコさん、ちょっと遅い。
やっぱりそこまでの反射神経は人間には備え付けられてないのね・・・。
なんだか私も自分の人間っぷりを試してみたくなったので、
「ユミコさん、私にもやって!」と 今度は私がジャラされ役に。


私が人間としてできることは、その獲物ネコジャラシを視覚で瞬時に知覚することと、
それと同時にどれだけ早く自分の筋肉を動かして手をだすか。
まあ 結局は運動神経の問題ですね。


ネコジャラシを持つ ユミコさん。




カシャっ




ばんっ




カシャカシャっ




バンっバンっっ(連打)






・・・やっぱりだめだ!!


私の手が遅すぎる!!


しょせんは私も人間だった!
こんな高度な運動能力と反射神経は、こんなでっかい脳みそ持ってる人間には無理なんですよ!
情報が大脳皮質を経由している間に、ネコジャラシは・・獲物は目の前を通過して行くんです! 
あたかもそんな肥大した大脳皮質を嘲笑うがごとく・・・


よく、動物に対して知能が人間と比べてどうとかいう人がいますが


それってきっと人間の価値観なんでしょうね。
知能なんて、きっと他の動物には必要ないのかもしれません。
全ての動物は独自の進化を続けていて、
人間のように大脳が肥大する動物もいれば、他の能力や感覚が進化していく動物がいる。
人間には全く感知できない能力や想像もつかない感覚を持っている、そんな動物もいっぱいいるのかもしれません。


全てが独自なのだとしたら、その過程はいつでも完璧です。






ネコジャラシ。侮れません。